5.青年期
精神、肉体とも完成を迎え、仕事についたり結婚したりと社会での方向性が決まることが多い時期です。
欧米では歯・歯肉の健康、歯並びのよさはその人の社会的なステータスを高くするひとつの要素です。
それはすなわちその人の高い人生観、価値観を表す場合が多いからです。
日本においても最近そのような意識が高まってきたことはとてもいいことです。
それにはこの時期から始まりやすい歯周病に気をつけることが大切になってきます。
歯周病について
歯周病は細菌により歯肉、歯を支える歯槽骨が炎症を起こしてダメージを受ける病気です。
免疫系に異常がある特殊な場合を除いて、口の中を清潔にしていれば通常はかからない病気です。
しかし歯ブラシを怠っていたり、不摂生に食事をしていたりして悪い条件が整うと、
ネバネバとした細菌の塊の歯垢(最近はバイオフィルムとも言う)が歯の根元に付着して、歯肉から下のほうへと炎症を起こしていきます。
また進行程度により以下の2通りに分けられます。
| ・歯肉炎 炎症が歯肉に限局していて、治癒すると元通りになります。 |
| ・歯周炎 炎症が歯肉の下の歯を支える組織にまで及んで破壊されたものです。治癒しても歯肉は元の形には戻らない場合がほとんどです。 |
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| 軽度の歯肉炎 | 歯周炎 |
青年期では歯周病のほかに顎の痛みを訴える人が増える時期でもあります。
耳の前方に頭蓋骨と下顎の骨を付けている顎関節があります。
噛み合わせ、ストレス、悪い姿勢など色々な原因によりその顎関節が痛くなったり、
口を開け閉めすると音がしたり、口が開きにくくなったりといった症状が出る場合があります。
これらを総称して顎関節症と言いますが、
ちょっとした症状が急に悪化することもあるので気になったら歯医者さんに相談するといいでしょう。
Q&A
| Q1.タバコを吸うと歯周病になりやすいって本当ですか? | ||||
| A1.歯周病は口の中の細菌が原因ですが、口の中を清潔に保っても歯周病になりやすい色々な要素があります。 喫煙で毛細血管の抵抗性が弱くなり歯周病にかかりやすくなります。 その他不規則な生活や、糖尿病、高血圧なども歯周病に対してはマイナスです。 これらの事から歯周病は最近では生活習慣病として位置付けられています |
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Q2.顎関節症の治療はどのようなものですか? |
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| A2.顎関節症は程度と原因により治療法が異なります。姿勢などの生活習慣の改善で治る場合もありますし、 外科処置が必要な場合もあります。 主な治療法としては生活指導、鎮痛剤などの投薬、 マウスピースみたいなプラスチック板(スプリント)を使う、外科処置などがあります。 |