2.幼児期

幼児期はそのほとんどの時期が乳歯20本での乳歯列期となります。
この時期は正しい歯ブ
ラシや規則正しい食生活の習慣付けをする為の大切な時期です。
大きな虫歯を作って歯を抜くことになったりすると、顎の成長や今後の歯並びにまで悪影響を及ぼすことにもなりかねません。
この時期の過ごし方がその子の歯生活に大きな意味を持っているともいえます。

乳歯列期の特徴
乳歯は生え揃うと20本になりますが、多くは歯と歯の間にすき間のある空隙歯列弓となっています。
このすき間はこれから生えてくる大きな永久歯が生えやすいためにあります。
個人差はありますがすき間のある歯並びはあまり心配することはありませんが、
逆に歯がぎゅうぎゅうに生えていたり、重なっていたりすると虫歯になりやすかったり、
成長にともなって歯並びが悪くなったりすることがあるので、注意して歯磨きをしたり、歯医者さんに相談するようにしましょう。
それとこの時期は指しゃぶりや、爪噛み、舌突き出し等の悪習癖が起きやすい時期です。
これらの習癖は歯並びに悪影響を及ぼすので早めに止めさせるべきではありますが、
その子の心の成長にも影響しますので歯医者さんと相談しながら対処することが望まれます。

指しゃぶりによる開咬(永久歯にも影響)

乳歯列期の歯磨き
乳歯列は大人の口の中と比べて歯の大きさ、口の大きさともかなり小さいので、
それにあった硬さ、大きさの歯ブラシを使うことが大切です。

硬すぎると子供のやわらかい歯茎を痛める事にもなりかねません。
あと仕上げは必ず親がやるようにして下さい。しかし歯がまだ前歯だけで8本くらいしか生えていない時までは、
歯ブラシでは磨きにくいこともあるのでガーゼで拭いてあげるのも効果的です。
磨き方は色々ありますが、子供の成長に合わせて口の中が見やすいような姿勢で細かく歯ブラシを動かして磨いてください。
やわらかい乳歯にはフッ素の効果が大きいので、出来たら仕上げとしてフッ素入りの歯磨剤を使うと歯はより丈夫になります。

Q&A

Q1.お菓子の与え方で気をつけることはありますか?

A1.お菓子は虫歯菌の栄養になることは確かですがそれが虫歯の原因の全てではありません.
普段口の中はアルカリ性ですが、食事をするとすぐに酸性になって虫歯になりやすい環境になりますが、
食事が終わると唾液の働きで元の状態に戻ります。
しかしだらだらとお菓子を与えていると、口の中が元に戻れなくて酸性の状態が続き虫歯になる引き金になります。
ですからお菓子自体が悪いのではなくてその与え方に注意しましょう。
けじめをつけて与えて、出来れば食べた後に歯磨きをするように習慣付ければ
大切な子供を虫歯の魔の手から守ることが出来ます。

Q2.乳歯の治療はどのようにするのですか?
A2.基本的には大人の歯の治療と変わりません。
しかし乳歯は将来生え変わりで抜けるので、小さい虫歯や治療に非協力的な子の虫歯については、
サホライド
と言う薬剤を塗って暫間的な処置をすることもあります。
サホライドは歯を黒くしますし、虫歯を完治するわけではないので、
歯医者さんと相談しながらその子についての最善な治療、予防をするようにしましょう。
サホライド塗布