口の清掃は本来自分で行うことですが、高齢者や障害者では長時間かけても十分にできません。 そこで介助の方が手伝うと、ごく短時間にかつ十分に目的が達せられるので つい手をだしがちになります。 しかしそれではますます日常生活の機能を低下させ、 さらには自立する意欲を失わせてしまうことにもなりません。 実際には特別な方法にこだわる必要はなく、歯ブラシの動かし方が大きければ小さく、 歯磨き圧が強ければ弱く、全体に丁寧にじっくり磨くように指導していきます。 介護者が行う場合には、口の中がよく見える位置に頭を固定することが重要です。 座位が保てる場合には誤嚥の危険性は少ないと思われますが、 半座位も保てない場合には側臥位にて誤嚥に注意して慎重に行います。 片麻痺の場合には麻痺側を上にしましょう。 吸引器があれば効果的です。電動歯ブラシも利点が活かされれば効果的で負担軽減につながりますが、 使いこなしは意外と難しく練習が必要です。