現在市販されている義歯安定剤は約60種類のものがあり、その性状によってペースト状、 クリーム状、パウダー状、テープ状に分けられます。 ペースト状のものの主成分は酢酸ビニル樹脂で、一番粘膜に残留しにくく、 口腔内で溶けにくいと考えられます。 このため効果は数日間続きますが,使用するにつれて硬くなり適合が悪くなってきます。 厚くなりやすいので噛み合わせが高くなることがあり, 顎の関節などに悪い影響が出ることがあります。 クリーム状のものやパウダー状のものはセルロースやアラビアゴムが使われており, 粘膜に残留しやすく,唾液や食物で溶けやすいので、効果は長続きしません。 テープ状のものは海藻類が含まれています。 いずれも飲み込んでも無害な成分からできています。 義歯安定剤を長期にわたって使用することは、さまざまな悪影響があるので、 歯科医師に相談する必要があります。