義歯の主な部分は樹脂(アクリルレジン)でできているので、水分や細菌、汚れを吸収しやすく、 臭いやカビの一種であるカンジダ菌の繁殖の場となります。 不潔な義歯を使用し続けると義歯性口内炎の原因となります。 義歯を長期にわたり清潔に保つためにはブラシで清掃するだけでは不十分です。 細菌や汚れの原因を化学的に除去するためには義歯洗浄剤が必要になってきます。 現在市販されている義歯洗浄剤はおよそ70品目にものぼりますが、 これらはおよそ次の3種類に大別できます。 @過酸化水素系 過酸化水素などの酸化力と、成分中の発泡剤の泡による機械的な作用を利用するものが多く、 義歯の汚れは除去されますが、カンジダ菌を除去する作用は弱いと言われています。 A次亜塩素酸系                                     有機物を溶かして細菌などを殺す強い作用がありますが、 義歯の樹脂や金属の変色をおこすことがあるので、長期間の使用は勧められません。 B酵素系                                        蛋白分解酵素によりデンチャープラーク中の細菌や微生物を除去します。          義歯の汚れの状態によってこれらを使い分ける必要があります。